南木曽岳(なぎそだけ)で会いましょう。

南木曽山士会(なぎそさんしかい)という登山道小修繕やゴミを拾ったりするボランティア団体のブログ。

南木曽山士会(なぎそさんしかい)とは

南木曽岳(なぎそだけ)・・・

 長野県の南西の南木曽町(なぎそまち)にある1600m程度の花崗岩と急登木段などが特徴的な日帰りも可能な低山です。

 日本山岳遺産に、2015年度認定いただきました。

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南木曽岳。木曽川を挟んで右岸側から撮影。麓には、JR南木曽駅をはじめとした南木曽町の中心地。人口4,000人程度の過疎化が進む町。重要伝統的建造物群保存地区妻籠宿(つまごじゅく)」がある。

 この南木曽岳にて、登山道修繕等を行うボランティア団体が、南木曽山士会(なぎそさんしかい)です。

 平成元年頃から会長がコツコツと続けてきた木段の小修繕等が主な活動。

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頂上過ぎて避難小屋が見えてきた。この先に中央アルプス御嶽山が望める展望ポイントが。

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コツコツと続けてきた活動の中には、「本当にたくさんの方々に助けてもらったよ」と、大勢の方々の名前を挙げる会長。

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「直しても直しても、きりがないよね。」といいつつも、笑顔で背負う背中には自作の修繕用道具がずっしり。

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かつては南木曽山岳会としてたくさんの皆さんが活動していた。亡くなられた方々も多いと話す。そんな方々の想いも背負っているのかのよう。

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少しでも登山者が歩きやすいように、資材の幅や間隔を試行錯誤して考えての作業。

 

 

 年に1回程度、一般の登山者の方に木段修繕用の資材の荷揚げに協力いただく「みんなで信州の山岳を守ろう!キャンペーンin南木曽岳」を開催しています。

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受付を済ませた方から、自分の力量に見合った本数を、力量に見合ったポイントまで運搬いただきます。

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行ってらっしゃい、お気をつけて、よろしくお願いします!

 

 そのほかの取り組みとして、ご参加いただいた皆さんの写真などを展示した写真展示会『私と南木曽岳 no mountain,no life.』を2019.10.19(土)~11.24(日)の間、JR南木曽駅前特設会場にて開催しました。

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イベントにご参加いただいた皆さんの笑顔の写真と、事務局が思いつくまま撮影した写真を、主に南木曽町民の方々に見ていただいた。ツイッターやインスタグラムのフォロワーの皆さんも足を運んでいただけた。ありがとうございます。

 今後も南木曽岳を通じて登山が好きな皆様へ南木曽岳と南木曽町の素晴らしさをお伝えできるよう、情報発信を行っていきます。

 

 南木曽岳(なぎそだけ)1679m 中央アルプスの主脈から南西に外れたところに位置する三百名山。低山ながら、歩き応え十分な急登と、抜群の眺望が魅力。山頂付近からは御嶽山をはじめ、中央・南・北アルプスの山並みを望める。

 昔から御嶽山木曽駒ヶ岳とともに、木曽三嶽として巡礼や修験の山となってきた。

 車利用の場合、中津川ICから無料駐車場(蘭登山口)まで40分ほど。また、西側の上の原登山口へはJR南木曽駅から徒歩でも行ける。 急登と鎖場、木段と花崗岩の巨岩が次々現れる登山道を抜け、ササの原っぱの遊歩道へ。目まぐるしく変化する南木曽岳の表情をご堪能ください(^_^)

 

 いつでも登山者の皆さんが安全に楽しんで登れるように、長く活動を続けられるようにがんばってまいります。いつか、あなたも、「南木曽岳で会いましょう。」!